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- 店長は詩人です
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2016.06.30 Thursday
カフェ福堂の店長は詩人です。
たいした詩人ではありません。
最近、心理学を勉強していて、人間のこころの発達についていろいろなことを学んでいますが、
あらためて、人間は言葉の動物だということがとてもよくわかりました。
子どもは言葉を学ぶことで、脳の認知機能を発達させ、
言葉を使ってコミュニケーションすることで、社会性や自己制御の能力を獲得していく。
もちろん言葉だけではないのですが、脳神経系の発達に言葉が重要な役割を果たしていることは
間違いありません。
つまり、意識やこころの発達に、言葉はとても重要だということです。
詩は、言葉を使う表現の一つです。
私は詩のことはわかりません、といって詩を遠ざける人は多いです。
詩を書くとき、自分が無意識に使った言葉をたどり、自分の奥深くに分け入る感覚になるときがあります。
また、詩を読むときに、わけのわからなさから立ちすくんでしまいながらも、何かを感じることがあります。
わけのわからない詩だからこそ、こころの奥の豊かな世界を感じることができるのかもしれません。
社会や生活から詩をなくしても死にはしませんが、
詩のおもしろみを知らない生というのもどうかという気がします。
詩集『モホロビチッチからの逃亡』は、カフェ福堂でご覧いただけます。